2010年01月20日

人間中心設計の「評価」のあり方 〜UCD最終発表を受けて

昨日、情報デザインコース3年時後期の授業である、
『 UCD( User Centered Design ) 』 の最終発表を見に行ってきました。

今年度は 『 学食で注文することのデザイン 』 というテーマで、
人間中心設計のプロセスを実践するそうです。


昨年は、『 漁業者のための5~10年先のインタラクティブシステム 』 というテーマだったのですが、

地理的な問題で、漁師の方々の仕事場の観察や、漁協の訪問を1回しか行う事ができなかったため、非常に苦労しましたw




その点で今年度は、非常に良かったのでは?
と思って聴きに行ったのですが、

最初のグループから発表を聴いていくうちに、


あれ?

・・・・・なぜ?

・・・・・これは人間中心設計なのか?


という感じになってしまった。




一部のグループのプレゼンの中に 『 評価 』 のフェーズがまったく触れられない形でプレゼンが終わってしまっていたからだ。

人間中心設計_1.png


上の図が『 人間中心設計( HCD or UCD ) 』の基本概念図です。

簡単に言うと、 『 調査 』 と 『 分析 』 を行い、それを元に 『 作成したシステム 』 が、本当にユーザーに取って使い易いものなのか、魅力的なものなのか、要求を満たしているのかを 『 評価 』 して、満たしていないのであれば先の3つのどれかのフェーズに戻るというものです。

『 調査 』 と 『 分析 』 で十分な考察が成されていたとしても、
その結果を用いて制作したシステムが、ユーザーにとって必ずしも良いモノであるとは限りません。

それを確かめるための 『 評価 』 です。



最終的に8グループ中、4グループが評価の事には触れていない状態で、

質問への返答も曖昧。

私も堪り兼ねたので、最後のグループの質疑応答で、



『 なんで評価の事にまったく触れていないのか? 』

『 評価をしてないから、曖昧な回答しかできないのではないか? 』

『 そういう部分を補うための評価でしょ? 』



と質問した所、評価を行っていなかったグループを担当した教員が登場し、
間髪入れずに説明が入った。


その教員曰く、下記の図ような感じでコマメに確かめながら実行しているため、
評価を行っていない訳ではないそうである。


人間中心設計_2.jpg


この図のことは、まぁよく分かったけど、
(少々図が間違っているかもしれないが・・・)

学生に聴きたかったのに、急に教員が出て来て説明して時間終了!

そりゃないよぉ〜〜。


しかし、

『 評価 』 をしているのなら、なんで最終プレゼンでその事を発表しないのか?

まず、それが疑問だった。

まぁ、あの感じでは図でいう所の 『 制作時の評価 』 もやっていない感じだったので、評価に言及しなかったグループに関しては、『 ユーザーの目線 』 をまったく汲み取れないまま講義が終わってしまった形だ。




でも、今年のUCDは非常に面白かったです。
3年生も非常に優秀でした。


個人としては、
『 [ 評価 ] の重要さ 』 と、『 物事を多視点的に捉えることの重要さ 』 を再認識できたので非常に良かったです。


さて、日記はここまでにして卒論頑張ります!

posted by Takuro Yamauchi at 21:40| Comment(0) | Design | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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